そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

わがままファッション ガールズモードが面白い件について。


珍しく発売日に買いました。


おもしれえ!


女の客が店にやってきて「この服装にあうトップスを選んでくれ」みたいな事を言われ。
自分のチョイスに自信がある時はそのまま試着室に放り込み、自信がない時は見せて反応をうかがう。
気に入られればお買い上げ。


服にはひとつひとつ値段がついてるので、売り上げ的には高いのをオススメしたいんだけど、相手の予算もある。
予算ぎりぎりの一着をチョイスして薦めると「これ気に入った。予算内でこれに合う靴も頼む」とか、無茶を言われたりして。


んで、この時、一着目の値段が表示されないんよね。
選ぶ時には値段が表示されてるけど、購入が決まると値段が画面上から消える。
つまり「さっき薦めたのいくらで、客の予算はいくらだったっけ?」と自分で覚えておいて、計算しつつ、次のを薦めなきゃいけない。


これ、普通に販売のイロハだよ。すげえ。


仕入れもきちんと自分でどのブランドの服を何着買うか、という事を決めなきゃいけなくて、お店に置ける種類も決まってる。
売り上げを考えると高いのばっかり置きたいけど、客は色々くるから、そうも言ってられない。
んで、売れ残りが出ると、単純に損なので、売れるものだけ仕入れたいけどそれは無理。
この辺は、仕入れの難しさですね。


惜しい点は、出てくる女性が全員マネキン体型な事。
でも、DSの容量と、1万点のアイテムの整合性チェックとか考えたら、体型まで含めるのは無理だと思う。


この場合の整合性というのは、例えば、シャツの上にネクタイをして上着を着てボタンを留めた場合。
現実なら、ネクタイは上着の下に隠れてしまって見えない。
でも、ゲームの場合は、たまに上着を突き抜けてネクタイが見えちゃったりしてる事もある。


この辺を気をつけようと思ったとして。
100種類のネクタイと100種類の上着があったとしたら、100x100通りの組み合わせが出来るので、1万回のチェックが必要になる。


はっきり言って、普通はやってらんない。
だから、大人気シリーズのモンスターハンターでも、この辺はほとんどチェックされておらず、トゲが突き抜けてたりする。


でも、このゲームのキモはここなので、1万種類のアイテムひとつひとつに対して、そのチェックがされてる、というか「突き抜けてたらバグです」と言ってるようなもんです。
すげえ、すげえよ。よく作ったなー。


あと、チュートリアルも非常に丁寧で、最初は「同じ色合いのものを組み合わせよう」みたいな基本を学ばされたりする。
客の傾向にも種類があって、ブランド買いする客とか、安物買いする客とか色々。


これは多分、ファッションがどうとか、っていうよりも販売の楽しさをゲームにしたもんだと思います。
制作者の労力を想像すると、悲鳴をあげたくなるけど、やりきった根性に感謝。