そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

初音ミクって歌謡曲なのかも。


初音ミク(=ボーカロイド全般)の人気ってなんなんだろうなー、とちょっと前から気になってまして。
タダのキャラクター人気だとか、ボーカル人気というには、ちょっと広がりすぎかな、という気がしてたもんでね。


多分だけど、初音ミクの人気って、歌謡曲の復興なんじゃないかな、と思う。


はなれてく空


幸せの言葉(こっちは童謡です)


そもそも『歌謡曲』って何? と言われるとちょっと困る。
定義が曖昧なんよね。


でも、年配の方が美空ひばりとか口ずさんでるのを見ると、多分だけど、歌謡曲ってのは「歌うことで完成する音楽」なんじゃないかと思う。


誰か歌ってるのを聞いてるだけでもいいんだけど、自分が歌えばもっと楽しくなる、みたいな。
んで、歌いやすい歌詞やリズムなどなど、曲ありきの歌詞というよりは詩歌に曲をつけたような。
そんな感じ。
テーマも恋愛に限らず、空の青さだったり、言葉の大切だったりと、年代を問わず共感を得る幅広い内容。


作られた時点では完成してなくて、誰かがそれを口ずさむ事で完成する音楽作品ってのが、歌謡曲なんじゃないかな、と思う。


んで、初音ミクの「誰でも歌わせる事が出来る」という事で、プロじゃない人達がプロじゃない人達向けに歌を作る事になり、結果的に歌謡曲になってる。
そういう幅の広さが人気の秘訣なのかな、と考えてみました。