そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

田舎と東京の違い。

現在、自分は東京に近い神奈川にて、かなりニートに近い生活を送っている。
収入はあるものの、生活費には足らず、毎月赤字状態になっている。
元々、期間限定だし、いい機会だと思って新しい分野に手を出してる今日この頃です。


田舎にいた頃から「都会は貧富の差が激しくてどうのこうの」という話は聞いてたけど、ここまでひどいとは思わなかった。
求人情報などを見るも未経験で募集してるのは20代前半まで。
それも肉体労働や営業など、雇用者側が「こんなもん根性だ根性」と思ってそうな分野ばかり。
女性への求人で多いのは、イベコン、キャンギャル、ホステスなど若さと美貌を売りにしたもの。
オフィスワークは「英語が読み書き出来る方」「韓国語が以下同文」「中国語」などなど、外国語が使える人というのが条件になってる。ここは一昔前の上海か。


じゃあ、例えば、自分みたいな30歳が「よーし、未経験だけどがんばるぞ」と思ったときに選択肢として何が残るかというと時給1000円以下の『長期で働ける方歓迎』ばかりである。
んで、首都圏で時給1000円で働いて、家賃払って暮らしていけるかというと、答えはYES。
ただし、かなり条件付きのYES。
その条件は「3食自炊するか、格安チェーン店での外食で済ます事」「趣味は月1万円以下におさえること、あるいは趣味以外の娯楽を捨てる事」「結婚はともかく、出産育児は諦める事」の3点。
まるで働きアリだ。


中途半端に「生活できる」という状態にして、生かさず殺さずの状態で飼い殺しされてんだなあ。


正直、田舎で生活してた頃は「TSUTAYAでレンタルすると返すのめんどいから、amazonで買っちゃえ」って感覚が普通だったもの。
今じゃ、ありえないよね。


あと、個人的に一番楽しみにしてた『出会い』の部分ね。
ほら、都会ってとりあえず人は多いから、その分、同性異性関わらず大勢と出会えるだろう的な期待があったんだけどね。


無いね。
びっくり。
神奈川来て半月経つけど、会ったのはツイッター経由で知り合った2名のみ。
それは楽しかったけど、なんだか忙しそうな方々なので、次に会うのはいつになるやら。


とりあえず今度、アニソン限定のクラブイベント行ったり、オフ会に参加してみたりするつもりだけどね。
正直、アニソン限定のクラブイベントなら関西の方が多いのよね(参加者の大半は地方からの徹夜覚悟組)
オフ会は多分、どっか狭いコミュニティで行なわれんだろうな、って思う。


あと、友達が出来るのはともかく、彼女とか出来ても、正直都会じゃ、やっていけないね。
ホントに刹那的っていうか「今遊ぶ。今楽しい。オレ嘘つかない」みたいな短期勝負をずっと続けていくような暮らしになると思う。
これ、心休まらんわあ。


出会いのある無し、ってのは田舎とか都会って問題じゃなくて多分、どこにも無いんだろうな、って思った。
だから「オフ会するよ」って言うと大勢集まるし、ツイッターmixiみたいなつながりに自分も含めて皆必死こいてしがみつくんだと思う。
田舎におけるオフ会への集まり方も異常だと思ったけど、都会もほぼ変わらん。


『幽霊の正体見たり枯れ尾花』じゃないけどさ。
憧れの正体、ってこういうものなんだなあ、って今感じてます。面白い。


んで、そう考えると地方在住で安い家賃の事務所で仕事して、たまに都会に仕事取りにやってくる、という状態こそが勝ち組なんじゃねえかなあ、と思った。