「厳しいことを言うようだけれど」と頭につける人は、厳しいことを言っているつもりなどなく「出来て当然」と思っているし、「あなたの為を思って」という人は、あなたのことなど思っていない。
そう言わなければ自分を嫌いになりそうだから、そう口に出して自己暗示をかけているだけだ。
「あなたの為を思って」「厳しいことを言う」自分に酔っているだけだ。
そのことに気づかない限り、教育などうまくいきはしないのだけれど、親はなくとも子は育つので、育った子を見て親が「自分の教育のおかげだ」などと思ったりするのだろう。
という一般論。
■というわけで。
まあ、自分の思想というか、書いてるものも大体そうなのだけれど。
基本的に「何もできない」を基準とするようにしている。
料理が作れたらすごい。
映画が見れたらすごい。
歌が歌えればすごい。
二本の足で立って歩けるならすごい。
どれもこれも当たり前のようにあるけれど、当たり前ではない。
「それぐらい普通」と言った瞬間に、目の前のそれすら出来ない人は心の壁を作る。
別に格下に見てるわけでもないし、バカにしてるわけでもない。
走れない自分からすれば「電車に遅れそう」というだけで走れる人はやっぱりすごいと思う。
メガネがなければロクも見えない自分からすれば、遠くの景色が見える人はそれだけですごい。
すごいすごい。
世の中すごい人だらけなのです。
頭を低くして生きていきたいもんです。
■しかし一日休んだというのに。
消化器系がまだヤバイ。
フライ定食を食べたのがよろしくなかったのかしら。
明日までになんとかしないとなー。