災害について思うこと。
今日、水曜は「大雪がふるぞー」と言われてた。
また降るのか、とたくさんの人がゲッソリしてたけど、結局降らなかった。
降るか、降らないか、なら、もちろん後者の方がいい。
雨ならば降って喜ぶ人はたくさんいるだろうけど、
雪が降って喜ぶ人、というのはスキー場の人ぐらいしか思いつかない。
あるいは、山のペンションから誰一人逃がしたくない犯人とか。
どちらにしろ、都市部にはあまり縁のない話ですね。
さて、何年か前に。
自分が働いてる店が床上浸水したことがあります。
ちなみに、「床上浸水」なんて書いてピンときます?
自分はこなかったです。
畳の上まで水がきたの? 後でひっぺがして乾かさなきゃね。
大変だねえ、なんつって。
自分の番が来るまで、気楽に考えてました。
311の記憶があるので、当時の様子を細かく書くのは控えときます。
人によっては、まだ腫れ物かもしんないからね。
ただ、その時は「床上浸水で終わる」とは思ってなかったです。
結果として「床上浸水で終わった」というだけです。
一応、備えはしてあったんです。
でも、その備えを上回る規模のやつがきた。
だから、わー、ってなった。
それだけなんですよね。
だから、大雪でもあちこちで、わーっ、てなったでしょう。
するとね「誰が悪いんだ」という話になる。
これはもう、田舎でも都会でも同じ。
まあ、田舎だと「自然が強い」って認識が多いからマシかもしんない。
無いわけじゃないけどね。
都会だと特に言われるんでしょうね。
政治家が悪い、自治体が悪い、自衛隊が悪い、消防が悪い、みんな悪い。
そんなこと言ったってしょうがないんですけどね。
運が悪かったね、だと納得しない人がいるから仕方ない。
でもねえ。
根っこの部分を探れば本当に「運が悪い」としか言いようがないんです。
毎日のように、地球上のどこかでは天変地異が起きてるわけですから。
地球儀をぐるぐるーっと回して、誰かがひょいっと投げたダーツが、
たまたま、そこに刺さっただけ。
絶対安心、なんて無いんですから。
「一度来たから次もくるかも」と厳重に対策打つか。
「いや、確率的にこないだろう」と楽観視するか。
「来ないだろうけど、念のため」と保険に入るか。
そこらへんは、考え方や組織の規模によりますけど。
災害への備えなんて、そんなもんしか出来ないんですよね。
ただ、最近の保存食にリッツが入ってるのはありがたいですね。
大好物なので、緊急袋の中に見つけると、
「大災害ほどじゃなく、小災害ぐらいきてくれないかな」と
ひそかに思ってしまいます。
ああ、罰当たり罰当たり。