今更感ありますが。
■話は全然かわる。
昔、ケーブルテレビの訪問営業やってた時に研修で教わった話として。
映画って、劇場公開をスタートとして。
半年後にレンタル解禁、9ヶ月後にWOWOWやスカパーなどの有料放送解禁、12ヶ月後に地上波放映解禁だそうな。
テネットは2020年9月に劇場公開されて、Netflixに2021年6月にきたので、Netflixは有料放送枠なんですかね。
というトリビアでした。
■テネット面白かった。
話が難しいとか、設定がどうだとかみたいな解説はしないです。
情緒的な意味で迷うことはないと思うので、見て感じたままの解釈でいい映画だと思った。
■ここが見どころではないか、と個人的に思う点。
まず、ヒロインであるキャットの立ちシーンだいたい全部。
学校前で子ども待って立ってるシーンも、スーツ着て歩いてるシーンも、水着の上にシャツ羽織ってウロウロしてるシーンも、全部良い。
なにこの体型。もはやエルフじゃん。身長190cmだって。
手を伸ばしても、足を動かしてもカッコいい。
劇中では、そんなカッコいいキャットが事情により自由を奪われてる。
『キャット』ていい名前ですよね、まさに美しい獣って感じ。
付き合いたいとか恋人にしたい、みたいな感じじゃなくて「自由を取り戻してあげたい」て思えてくる。
すごくいい造形と設定のキャラクターです。
次に主人公とニールの信頼に、ベタベタした感じがない。
この二人はスパイの世界で生きてきたので、基本的に『話を信用する』と『相手を信用する』の感覚がつながってないんですね。
話を聞いた所で、それが本当かどうか分からない。相手が嘘をいってるかどうか以前に、相手もまた騙されてるかもしれないので、話をほとんど信用してない。
ただ、『信頼できる相手である』という点だけ信じて、お互いに協力しあうんです。
これがね、すごくいい。
あとアメリカンスーツをバカにするイギリス紳士は最高です。
吹き替えで見ましたが、あのやりとりの原語を聞きたいのでもう一度、字幕版で見ます。