太平洋戦争でペリリュー島にて繰り広げられた戦争の体験記、になるのかな。
絵を描くのが好きな田丸二等兵から見た光景。
ようやく完結。
ペリリューで行われた戦争がどのようなものであったか、という客観的な話はWikipediaに書いてあるので、特に説明はしない。
自分は「絵を描く」という点にすごく共感した。
鉛筆と紙を大事にして、暇を見つけては絵を描く。
辛く険しい毎日を耐えるだけの主人公ではなく、趣味を持って空想にふけることもある『お爺さんの若い頃』なのだと感じた。
単なる戦争の話、というだけではなくて。
どうやって年を取っていけばいいのだろうか、と考えさせられた作品でした。