そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

あなたの言う『技術』は狭い。


http://anond.hatelabo.jp/20080308103530

結局、技術だけじゃしあわせにはなれないんだ。


三大資本と言えば『人・物・金』です。
会社はこの3つを持ってるから利益を産めます。
自分の思い通りの仕事をしようと思えば、当然、個人も3つぐらいは持たなきゃいけません。


『人』は、人をコントロールする、人望がある、人見知りしない、セールスが得意などの技術です。
『物』は、物を作り出す、物を運ぶ、物を組み合わせる、物の価値が分かるなどの技術です。
『金』は、金を作り出す、勘定が出来る、貯蓄が出来る、ギャンブルではない投資が出来るなどの技術です。


あ、これ全部出来るのが最高、というわけではないですよ。
この内、3つ持ってればとりあえずOKです。4つ持ってれば富豪です。5つ持ってりゃ大富豪です。


例えば『人望がある』『物を作り出す』『金勘定が出来る』なら優秀な現場責任者になれます。
『人をコントロールする』『人望がある』『人見知りしない』なら社員に支えられる社長になれるでしょう。

どれか3つです。


一般に言われる技術はこの内『物を作り出す』『物を組み合わせる』の2つぐらいですかね。
アメリカの技術者の待遇がいいのは、これにつけ加えて『自分を売り込む』という技術を持ってるからです。
日本ではあまり自分を売り込む人というのを見たことがありません。


でも、実際には待遇の良さだとか、給与だとかってのはこの売り込みによって左右される部分です。
なんせ求人広告に載ってる条件なんて最低条件ですから。
どこの社長でも「優秀な人材を出来る限り安く使いたい」って思ってつけてる値段があの紙に書かれた条件です。


それをハイハイってふたつ返事でOKしちゃう、ってのは家電屋で大型テレビを定価で買うようなもんです。
ガンガン交渉しちゃえばいいと思います。
「自分はお金の為には働いてないんで」と言ったって、実際には給料もらうんだし。多い方がいいじゃないですか。


どんな技術も磨けば、それ相応の輝きを見せます。
物作りだけが技術と思ってもらっちゃ、困る話です。



というような話を後輩にしてみようと思う。理解されないだろうけど。
これは伝える技術と、受け取る技術が足りてないからです。