そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

リスクを負うから、いざって時に言える。


http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html
ライクさんが、小学館を相手に訴訟起こしたって問題で。


ネット上のほとんどの意見が「作者がんばれー」だそうな。
自分もこれは応援してます。


が、しかし。


形式的には『個人vs大手会社』なので、勝ち目は無かったりします。
この場合の勝ちってのは、大手会社が「ギャフン」と言う事ね。
多分、ないだろうな、と。


「で、いくら? ああ、はいはい」でお金でサラッと流されそうな気がします。
非が完全に小学館側にある以上、争っても無駄だしね。


んで、大手出版社って事で、メディアでの取り上げられ方も微妙ですし。
おおかたスルーじゃないですかね。


今まで『暗黙の了解』という事でウヤムヤにされてきた事に対して、一石を投じる、という効果についてはあると思いますが。
やはり、大手は大手ですし、大先生もたくさん育ててきた出版社なので、イメージ的な部分としてはそんなに変えられないかな、と思います。


ただ、これによって「下手な事したら訴えるぞ。漫画家だってやるんだぞ」という意思が出版社に伝わるので、今後、出版社になんらかの変化が見られるかもしれません。
それにちょっと期待です。


だからまあ。


自分も一応、肩に『事業責任』とかっていう重たいもんが乗っかってる身分なので、思うんですけどね。


普段、リスク背負ってんだからさ。文句は言わなきゃいけませんよ。
「それで仕事干されるかも」って恐さはもちろんあると思うし、自分もそれはあるので、うかつな事は言いませんが。


最初にリスクを背負うと決めた時、ってなりたい自分になりたいから背負うわけじゃないですか。
そうじゃなかったらサラリーマンでのんべんだらりと、上と下に挟まれてそれなりにストレスがどうの、って言いながら楽しくやってます、って。
そういうの好きだし、得意だし。


それらを全部捨てて、他人には多分、一生理解されないであろう道を進むと決めたわけじゃないですか。
だったらさー。
なりたくない自分になってると思ったら、文句言おうよ。普段からさ。


それで仕事干されるなら、仕方ないじゃない。それがなりたい自分なんだから。


鏡見て、ため息ついてても仕事すりゃ、給料もらえるのは、サラリーマンだからですよ。
社長や経営者がため息ついてたら、周りはついてきませんから、会社なんてすぐダメになります。