一応、日本は自由競争ってのが建前になってる。
そりゃ、規制がどうのこうので実際は独占、みたいな話もあるけども。
自由競争って事は、違反にならん範囲なら、どこでどういう商売しようと勝手なわけです。
だから「自分の業界は、人材が買い叩かれてひどい状況です」とか言うなら、別の仕事すれば？ と自分なんかは思ったりする。
そりゃ、今までの経験もフルに活かせるわけじゃないだろうし、楽なわけでもない。
でも、まだ引退に遠い人は、10年後とか20年後とかさ、想像してみればいいんじゃないかな。
そこに自分の居場所はあるのか。自分のお給料を生み出す仕組みは動き続けてるのか。
自由なんだから。
楽しそうで儲かりそうなイメージのついてる仕事って、人手が集まりすぎてすぐに定員オーバーになんのよね。
「お金払うから、お願い！」って人がいねえのに「作るから給料あげろよ！」って言われても、困っちゃうよね。
よく、物を作る事だけが「腕」だとか、言われてるけどさ。
エジソンにしたって、平賀源内にしたって、自分にしたってそうだけどさ。
金（生活に必要なもの）を引っ張ってきて、初めて『仕事』なんだよなあ。
自分は作ったり、作る手伝いをするのが、仕事だけれど、必ず「これは金を取れるのか」って考えるもの。
そうじゃなきゃ、自分も含めて誰かが損しちゃうからね。
まあ、もちろん宣伝目的だとか、技術習得目的だとかで、タダで働く事もあるけどさ。それだって金もらってねえだけで、タダじゃねえもん。
つまり、自分の待遇に不満があるなら精進しろって話。我慢しろって話じゃないよ。
