そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

研究とかパターンとか。


そんなの関係ねえ! と言いたいけど。


自分が書きたいものだけじゃなくて、世間に認められている作品からパターンを抽出して、それに当てはめて、自分の好きなものを書く。
それが出来なきゃ自己満足だけで終わっちゃうんだよなあ。


言わば、コンセプトはそのままで、形式は流行りものにする、みたいな感じか。
とはいっても、今の流行り物に今から乗っかっても、完成する頃には廃れてるだろうから、むしろ古典から引っ張ってくる。いわゆる王道てやつだな。


古典といっても、別に何百年も前の作品を引っ張ってくるわけじゃなくて、ここ十年、二十年ぐらいの作品をチョイスする。
今のオッサンが「昔はあの作品が良かったなあ。今見ても遜色ないよ」とか言うようなやつ。


というわけで、DVDでバットマンの映画を借りてきて見たんだけど、あれすごいな。
今、第一線で活躍してるアメリカンヒーローが全部詰まってる。


孤立と孤独と、ちょっとした味方。
1話限りのラブロマンス。
身近でありながら、都市全体を破滅に導くような悪の計画。
正義と悪のいたちごっこ。
日常生活で忌み嫌われてる動物のシンボル。


これ教科書だなあ。
でも、これはあくまでも男性視聴者向けなんだよな。
女の子に聞いてみたら「バットマンの顔が怖い」って言われた。なんだそりゃ。


ターゲットを絞り込んで、そのターゲットが好む作品からパターンを抽出して、その鋳型に合うように話を考えて、好きなメッセージを詰め込む。
言うのは簡単だけど、簡単じゃないよなー。