珍しく商社さんと取引する事になった。
請求書を送った。小売と同じく「振込み手数料はお客様負担」という事で。
そしたら、しれっと振り込み手数料を引いた金額が入金されてきた。
こういう場合、営業マンが大抵折れる。
営業マンは成果で評価されるので「振込み手数料をどっちが持つか」なんて事には、髪の毛ほどの興味も持ってない。
なので、裏方(大抵は経理)vs営業マンだと、営業マンが「そのぐらい、まあいっか」と折れる。
仁義なき「どっちが振り込み手数料を持つか」の勝負の開始である。
たかだか数百円の話ではあるのだけれど、月締めでも年12回ある。
んで、こういうのは慣例になりやすく、1件負けただけで、その後の数百件の取引も全部「じゃあ、前回と同じく」となりやすい。
意外とバカにならないし、この勝負で仕事が増えるのは経理だけなので、コストパフォーマンスは大変よかったりする。
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以前、社長が現金出納帳を週に一回チェックする、ってな会社がありました。
すげー、うっとおしかった。
「このトイレットペーパー高いんちゃうん?」とかすぐにケチりたがる。
安いトイレットペーパー使うと事務職は痔になりやすく、安いティッシュペーパー使うと鼻下が赤くなるので客前に出れませんよ、と言って納得させた。
ケチるべき箇所はそこじゃないだろう、と。