女がワガママだ、というのは、男なら誰でも知っている事だし。
男がそれに輪をかけてワガママだ、というのも女なら誰でも知っている。
つまり「ワガママいうな」と男が言うのは、他に言い様がないか、あるいは言葉を探すのがめんどくさい時だったりする。
平たく言えば、その時点で勝負は女の勝ちなわけです。
ただ、痴話ゲンカは、戦争ではなく外交なので「いかにして相手に普段溜め込んでるストレスを発散させて、なおかつ、こちらの要求を飲ませるか」が最重要課題であり、相手をケチョンケチョンにしすぎると単に報復合戦になってしまって泥仕合になるわけです。
この最重要課題をうまくやるには、普段から話題の方向性をコントロールする練習や、相手の言葉を一度理性というフィルターを通してから感情に落とし込む練習などが必要になります。
何事も練習です。
とかなんとか言うと「そんな練習してたら会話がつまらなくなる」や「計算で生きて楽しいか」と意見される事もあるんですが。
自分はシステム屋なので「予期しない動作」がそもそも嫌いなんですよ。
全てをコントロールして、更に「本当にコントロールしきれているのか」と疑いを持ちつつ、調整を繰り返す。そういうのが根っから好きなのです。