そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

自分がアニメを見ないワケ。


「時間がないから」に全て集約されるんですけどね。
「今から30分テレビの前にいられるか」っていうと、結構きびしい。
なんか急に呼ばれるかもしんないし、途中でトイレに行きたくなるかもしんない。


んで、たまたまそういう時に限って重要なシーンがあったりしたら、もう終わり。
次見た時には話についていけず置いてけぼりになるし。
かといって、そういう人向けに何度も同じ話を繰り返されるとずっと見てる人がうんざりする。
「30分枠」ってのが長いんよね。


あと、何を見せたいアニメなのかが分かんなくなってきた、ってのもある。
これは自分の感性が鈍ったせいかもしんないけどね。
例えば、北斗の拳って、30分かけて「悪党が調子こいたところをケンシロウが気持ちよくやっつける」っていうのを見せるためのアニメなんですよね。


らき☆すたけいおんが、なんであんなに人気出たかっていうと、個人的には何を見せたいアニメなのかがはっきり分かってたからだと思う。
どっちも恋愛以外の趣味を持った女子高生が楽しく過ごす、っていうアニメで。
「それを見たい!」という視聴者が多かった。そういう事なんじゃないかなあ。


んでね。
らき☆すたけいおんを見てて、いや、もっと言うと深夜にチラッとマクロスFを見た時にも思ったんだけどさ。


これ30分である必要なくね?


鋼の錬金術師とかナルトとか、物語でひっぱってくタイプの話は30分でも短いと思うんだけどさ。
マクロスが30分である必要なくね?
だって、見たいトコってマクロスが変形しながら戦って納豆ミサイルをキレイにかわしたり、発射したりするトコが見たいわけでしょう。
じゃあ、もうそこだけ取り出せばいいんじゃね?
それで15分アニメにしちゃうの。そしたら制作費は半分になるんじゃないかな。


個人的には、テレビってもうプレゼンの場としての市場価値はガンガン落ちていってんだから、残るは単位を細かく単価を高めに設定して回転数増やして切り売りするのが、ベターだと思うんですよ。
んで視聴率と相談しつつ、DVDで発売する時に「完全版」とかうたって30分の尺で継ぎ足せば、ソツが無くなるんじゃねえかなあ。
それなら本数はけるし、本数はければ単価は安くなる。


んで、空いた15分枠にもう一本、作品をねじこめばテレビ局的にも何にも変わらんわけで。
ただ、件数が増えた分、管理がしんどいな、ってトコか。
でも、その分、多くの監督さんに作品アピールの機会が与えられる、って事にはなったりしないのかな。


なんか、今の様子見てるとさ。
客側からは「アニメ多すぎない?」とか言ってるんよね。年間で100本超えてるんだっけ。なんかすごい数だなー、と思った覚えがある。
って事は、制作側、放映側としては、もっともっと作って流したいんですよ。
それなら、一本の時間を短くして、本数増やした方が良い気がします。


まとめ。


・30分もあるから、アレもコレもとシーンつっこんだ挙句、輪郭がぼんやりする。
・そのアレ目当てに見る客がいるんだけど、どのアニメにもアレがあるから、たくさん見なきゃいけなくて作業感を感じる。
・15分にして趣旨をはっきりさせれば客側も見たいアニメとどうでもいいアニメの取捨選択がしやすくなる。
・スポンサーとしても客層がはっきりしてる方が広告効果がはかりやすく応援しやすい。
・余分なシーンがないならDVDも買いやすい(というのはファイやボールやウサビッチやゴールデンエッグスが証明した)



一応「15分アニメにする」というアクションで、複数の問題を解決出来るんじゃないかな、と思ったので書いてみた。
「んなこたぁわかってんだよ!」「そりゃ理想論だよ!」という話だったらごめんなさい。