そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

本の保管。


ちょっとオタク関連の話題でウロウロとあちこち回って読ませていただいて。
「集めた漫画を売るきっかけがなくて困ってる」という話題から。


漫画の一番いい保管方法はね。
「感動として脳に焼き付ける事」です。
極端な事を言うと1年以上読んでない本なんてなくたっていいんですよ。
「二度と手に入らない」とか考えちゃダメ。
使い古された単語を持ち出すなら「今日という日」だって二度と手に入らないけど、どうにか生きてられるでしょ。
貴重なものってそういうもんよ。


もちろん、何年か後に久しぶりに読んでみたらまた違う、って事もある。
自分だって寄生獣全10巻は毎年読んでる気がする。
その度に違う感想というか「ああ、こいつは悪者だと思ったけど違うな」とか「今までなんとも思わなかったシーンなのに泣ける」とかあるわけで。
改めてすごい作品なんだな、って思うわけだけどさ。


でも、逆を言えば、そういった作品以外は二回は読むけど三回目は読まない。
そういう作品なわけです。
そういう作品が部屋を占領してるおかげで、次の『寄生獣』を探すチャンスを失ってるんですよ。
それってどうなのかな。


作品にとって。。。って言い方はズルイか。
あなたにとって、その「読まないけど置いてある」って状態は本意なのかな。


売ったって、捨てたっていいじゃないの。
あなたが忘れなければ、その本の価値は、あなたが知ってるでしょ。


世の中の全員が忘れてしまっても、あなた一人が覚えているだけで、その本が書かれた意味はあったんですよ。
年に何千、何万と出版される中で、その一冊が及ぼした影響はあなた一人だけかもしれないけれど、一人いればゼロではない。


それでいいんじゃないですかね。



あ、別に中古本屋のまわしもんじゃないですよ。