そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

それは壁じゃなくて崖ですよ。


ニートが頑張って就職したものの、3ヶ月もたずに辞めちゃった。
「変わりたい」つってたんですけどね。


変わるには、口先だけじゃなくて、とんでもないぐらいの力が必要です。
だって、人間、楽そうな道を選ぶじゃないですか。
職業プログラマの人は、それ以外の人にとってみればとても難しい技術書をたくさん買い込みますけど、あれは職業プログラマにとっては楽そうな道だから、ですよね。
買わずにほったらかしにする方が、きつそうに見えるから、買うわけです。


じゃあ、どうすれば、そのような「一見するときつそうなのに、この人はその道が楽だと言う」みたいな道が発見できるのか。
これはもう壁に登ってみるしかない。
壁に登って、頂上にたどり着いて、それが崖であった事を知り、その高みから見下ろしてみれば、どの道が一番楽なのか分かるし、その崖ですら、巨大な崖の一部分でしかない事を知り、もっと上がある事を知る。


今まで自分を覆っていた壁。
「料理は女がするもんだ」とか「残業しないと納期に間に合わない」とか「自分はブサイクだから女にモテない」とかとか。
変わりたいのなら、そういった壁を登ってみなきゃいけない。


高い壁を見て「どうせ上に登ったってずっと壁でしょ」と言うのは簡単だけれど、登ってみなきゃ、それが本当にはるか上空まで続く壁なのか、あるいはいつか頂上にたどり着ける崖なのかは分からない。


今まで「世界の壁」だと思っていた存在を登る。


なんとなく、ロマンを感じないですかね。