そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

映像は勢いで突き抜けた方が、すっきり見れるなあ。

テレビ録画しといた映画「ナイトミュージアム」見た。
博物館の展示物が夜毎動き出すっていう面白そうな絵面に、分かりやすいテーマが添えられていて大変良い。
シナリオがすごくよく練られていて、小さな伏線が後で生きたり、人物ごとに同じようなことを言っていても全く意味が違ったりと面白かった。
最後は勢いで突き抜けたけど、想像で補間できなくもないので良いのだろうなあ。
非常によく出来た作品なので、未見の方はぜひ。っと言うまでもなく世間的には定番映画か。


アフタヌーン今月号。

毎回思うけど、プーねこで笑わされると非常に悔しい。
笑ってしまうから単行本もつい買ってしまう。悔しい。
ヴィンランド・サガは最近のんびりした話が続いてるので、もっとこう「殺す! もう殺す!」みたいな殺伐とした展開がそろそろ欲しいところ。多分、次回あたりから急展開くるんだろうなあ。と期待。
ちなみに「もう殺すっ!」の声は牙神幻十郎がマイベスト。あんだけ殺す感の漂う声はそうそう無い。
・からんがどんどん面白い方向に来てる。前前作の神戸在住のおっとり加減と、前作の巨娘の弾け加減がいい感じにミルフィーユで素晴らしい。あと、今までみた漫画の中で一番最低なはちクロパロディしてて吹いた。
ハトよめは久々に来た。イエスフォーリンラブ。
無限の住人は、ストーリー上「ああ、こっちが勝つだろうなあ」と読める展開が続いていたので、今号みたいなどっちが勝っても話に問題ない、という勝負は超燃える。痛みを痛そうに描くのがホントすごい。
・百舌谷さんは、相変わらずキテる。そして出てくる男が全員バカ。すごい。
げんしけんは短期連載で復活ということだけど、なんか女オタ率(女装含む)が高くなってて時代だなー、って気がした。
園田健一は、エンタメ作家だよなー。古典と流行りをうまく混ぜてる感じがして読みやすい。


そんな感想でした。


■良いトコをひゅっと持ってくるのが良い作品だと思う。

ナイトミュージアムでもそうだけど。大抵の人間は基本的にダメなのよね。
どのぐらいダメか、というとダメさ加減が映画にもならないような中途半端なダメさだったりする。そういう人物が多くの人を「ああ、俺と同じ人間だな」と安心させる。
そういうダメ人間にも突然、何かのきっかけでダメじゃない人間になる。
それがドラマじゃないかと思う。
きっかけはなんだっていいのよ。


子どもが生まれたから悪い酒をやめた、とか。
結婚したからまっすぐ帰るようになった、とか。
最後の大会だから一生懸命やる、とか。
きっかけは本人が納得できてりゃそれでいいし、本人は納得してるんですよ、ということを受け手に伝えれば物語は成立する。


突飛な発想は大事だけど、そういったダメな人のちょっと良いとこで支えると話はグッと面白くなる。
そんな気がします。