そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

青春シャボン玉。

 
夜中にファミレスで原稿してたら、隣の席に女2、男2の4人組がやってきて座った。
別に聞くつもりはなかったけど、声が大きいからちょいちょい聞こえてくる。
察するにデパートの従業員が帰る途中で寄ったらしい。
 
見たところ全員20代前半。
女の子は髪の毛こそ黒いものの、口調は男っぽいギャル。
「ギャハハ」「うるせっつーの」「てめえ」とあまり自分の生活圏では聞かない感じ。
男の子の一人は茶髪でヤン。「ざけんな」「っせーな」と荒っぽい。もう一人はおとなしそうなポロシャツ。ほとんど喋らない。
 
「誰の働きが悪いか」でちょっと揉めてるようなジャレてるような雰囲気だったけど、しばらくしてメガネの男が登場。
同世代っぽいけど、迷うことなく女性側の隣に座った。 
「なに食べんの」と女性に聞かれて「や、腹減ってねえ」とやり取りしてた。
なんか女性の一人が気になるらしく「傘もってねえし、自転車ねえっつってたから」と送る気満々らしい。車かな。
 
それに対して女性は「えーマジで? マジだったの」と若干引き気味。
そう言いながら君らの年代はくっつくんだよなあ。
 
と、そこらへんでちょっと気をとりなおして原稿に集中。
 
しばらくして席をたった気配に目をやると、彼らは店の外に出て行って、駐車場でシャボン玉をとばしてた。
 
。。。なんだ、その青春。
 
しばらくその光景を見ていて、しっくりくる一言を思い出した。
リア充爆発しろ。
 
代わりにシャボン玉がはじけた。
 
■幸せになれる保証。
 
近頃は「結婚しなくていいじゃん」「恋人なんかいらんやろ」という声をもらうことが増えた。
 
まあ、自分が随分とめんどくさい要求をしてるから、そう言われるのだろう、と思う。
内心「うるせえこの結婚厨が!」ぐらい思われてるんじゃなかろうか。
 
もちろんだけど、結婚したとしても幸せになる保証なんかない。
むしろ1960年代以降、まあ、女性が社会進出を始めて以来、婚姻率は下がり、婚姻率比の離婚率は上がる一方である。
(ちなみに婚姻率が下がってるので、人数比の離婚率だけ見ると下がってるようには見える。結婚相談所が持ち出してきそうな資料だ)
 
「離婚は結婚の3倍エネルギーを使う」とも言われているので、確かにリスクはでかい。
そもそも「全員が結婚せねば」という考えは先進国の中では日本ぐらいなもんで、割と「一人で生きていけるならそれでいいじゃん」がグローバルスタンダードというやつなんだそうな。
 
理屈で考えれば「結婚しないのが最も合理的」という考えになるのだろう。
 
が結構いろんな人を見てきて思うのは「離婚そのものは不幸だけれど、その後もずっと不幸になるとは限らない」ということだ。
 
というのも、結婚をしよう、と覚悟しあえる相手に出会えた、という時点でまず幸せだと思う。
一時的にとはいえ、自分の全人生を肯定してくれる相手がいたのだから、それだけでも、めっけもんだろう。
 
次に、割と大事なことだけど、自分がそう思える相手を見つけたい。
 
いるかどうかは分からんが、探さねば見つからん。
じゃあ、探すしか無いだろう、という考えです。
 
とはいえ、探すのに割けるコストは限られているので、結構めんどくさい話ではある。
まあ、あまり他人を頼らずコツコツ探しますよ。