そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

サラリーマンって限界じゃねえの。

 
や、個人的な愚痴や不満ってわけじゃなくて、生活様式的な意味でね。
 
日本が強かった頃、イケイケドンドンでバブル絶頂で定期預金の金利が5%とか6%とか、日本中の鉄道を新幹線にするぞー、みたいなこと言ってた時代ね。
そういう時代であれば、日本がひとかたまりになって、エイヤッと中国とかアメリカとぶつかれば、どうにかなったんですよ。
強かったからね。
 
でも、今そういう時代ではないですよね。
不景気だし、結婚相手いねーし、子供も作れねーし、未来はねーし、そもそも「自分ってなんか生きてて世の中の役に立ってんの?」みたいな。
 
個人レベルの精神がそんな風にフラフラだから、そんな個人が集まって作られる会社組織も同じくフラフラしてる。
会長は経営不振の責任を取締役に押し付け、取締役は部長に、部長は課長に、課長は現場担当者に。
んで、現場担当者が「いや、ですから再三、意見書に挙げております通り」といっても、課長か部長あたりにもみ消されて「もっと頑張りたまいよチミィ」と無茶ぶりされて、もうどうにでもなーれ、と中央線は本日も車両点検中ですよ。
 
どうにかしようっつったって不景気は止まらんし、10年後考えてみたって、ひどくなる未来予想図しか浮かばない。
「そんな時こそ、勝ち組になるチャンスにー」つっても、独身男性の8割が年収400万未満という統計がある以上、最低4人は蹴落さなきゃ、その勝ち組とやらにもなれんわけで。
 
そこまでして、なった勝ち組も、また新たなヒエラルキーの最下層ですから、世界に0.3%しかおらんという資本家達の全員が突然平等主義に目覚めない限り、ラットレースは終わらない。
 
ここまで千葉繁(≒うる星のメガネ)ばりにノンブレーキで書いてみたけど、結構書けるもんだなあ。
 
そーこーでー。
 
在宅仕事ですよ。
個人事業主でも合名会社でも株式会社でもなんでもいいや。
おとうちゃん、おかあちゃんが家にいて、子供の面倒見ながら三食を一家団欒しながら食う、っていうね。
 
つまり、生活コストのダウン。
食費は下がるし、交通費削れるし、慣れない他人と接触するストレス緩和、家族単位での地域の交流、それに付随する相互監視による治安維持、その他掘れば掘るほど金銀ザックザク。
 
もはや下げられる場所はここしかねえんじゃねえの? と個人的には思ってます。
 
それでなくても、ADSLや光に留まらずWIMAXみたいな無線インフラが整ってる日本ですから、潜在能力としては可能だと思うんですよ。
ビデオチャットも日常的に使えるわけですし(使ってる人見たことないけど)
 
んで、今の日本の製造業で商売になってんのは職人仕事なんですよね。
(職人仕事じゃないものは、低賃金パワーで他国に圧倒されてる)
 
で、職人仕事って、ITでもデザイン事務所でもどこでもいいけど、現場見ると、皆黙って作業してんですよ。
これ、会社来る意味あんの? ないよね。
 
だったら、全員家で作業させたらいい。
打ち合わせん時だけ、事務所に集まるようにすれば、一等地にオフィス借りる必要もないし、ぶっちゃけファミレス会議でもなんら問題ないわけですよ(それはさすがにどうだろう)
 
ただ、これ職人たちの仕事は問題ないとしても、その職人たちの仕事を統合する仕事がかなりの高難度になります。
 
国内で言えば、和服や扇子、下駄といった和物がこういうやり方をしてたんですが、今は量販品に追いやられて絶滅の危機らしいですね。
(和食器も同じだそうな)
 
ああ、アメリカナイズに迎合した先人が憎い!
(それによってジャパンマネーバブルは生まれたわけですが)
 
どうにか、そこらへんのノウハウを拾って生かせる人、ってのはいないもんですかねえ。
 
■と、サラリーマン稼業には限界を感じてるので。
 
先生稼業にシフトすべく、小説を書いてるわけです。
わあ、不純。