そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

不思議に思ってた事例。

 
例えば、制作チームをいくつも抱える会社があったとする。
チームはそれぞれ別々に仕事を採ってきて制作、納品をして売上をあげている。
その売上によってチームは評価され、そのメンバーへの評価へとつながる。
そういう中規模の会社があったとする。
 
そういう会社が、零細の全社員十人程度のベンチャー企業に、業界内でスパーンと追いぬかれてしまうことがある。
人数はもちろん、資本金にもまだ差があるのに、なぜか零細企業に追いつけない。「なんとかするんだ」と模索している間に零細ベンチャーはあっという間に成長して、上場を果たして悠々と船を漕ぎだす。
 
もう十年以上前から国内のあちこちで起こっていることだ。
 
■その疑問が、やっと解決した。
 
結論から言えば、評価システムの欠陥なんだ。
 
チーム単位で評価される限り、その動き方はチームメンバーのみの動きにしかつながらない。
他チームに協力してもデメリットしかないし、「協力しあおう」という約束も「正当な対価をもらえるのか」という疑念がつきまとう限り、リスクがでかい。
 
とはいえ、チームの垣根を取っ払って、全チームをまとめあげるだけのリーダーはそういう会社では育たない。
(チームリーダーより昇進すれば現場から外されて「お偉いさん」になるから)
 
■リーダー会議などによる情報共有もあまり意味はない。
 
というのも、他チームにとってどんな情報が利になるかをそもそも把握してないし、把握したとしても、そこに力を注ぐメリットがないので。
 
上滑りした「情報共有してます」という体裁を保つだけのものでしかない。
 
■一応、解決方法として。
 
チームを混ぜこぜにして、業務外の人間とも知り合いを作らせればいいんじゃないかと思うんだけどね。
 
ベンチャーが全社的なパーティーとか合宿やってんのも、このためじゃないのかなあ。
 
ただ、現状こういう「他チームをフォローした」っていうことへの評価方法がないっぽいのよね。
それがあれば、スマートだと思うんだけどなあ。
 
あったら教えてくださいな。
(自分で考えろよ)