そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

「ありのまま受け入れる」の具体的な行動

anond.hatelabo.jp

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「相手のありのまま受け入れることが大切」みたいな話は、よくある。

 

それって具体的にどないしたらええねん、と思うことはあるが、

なんとなく自分が「こういうことじゃねえかな」と思ってやってることを書いてみる。

 

■結論

・相手のアクションに、肯定的なリアクションをする。

・自分の(相手からは見えない)状況を伝える。

・上の2点を両方ともやる。片方だけしか出来ない時は諦める。

以上3点です。

以下、説明。

 

■相手のアクションに、肯定的なリアクションをする。

自分はよくこれを「ボールを拾う」という言い方をします。

キャッチボールでもバレーボールでもいいんですけど、イメージはボールのやりとりで、相手から大暴投みたいな球をパスされたとしても、それを拾いに行く。

 

具体的には、

A「こんにちは、よかったら趣味を教えて下さい」

B「こんにちは、私の趣味は『おっぱいマウスパッド収集』です」

 

アウトーーーーー!!!!!

 

となりそうになる所を、グッとこらえて

A「おっぱいだけですか?お尻タイプもありますよね?」

と返します。

すると、

B「ええ、お尻はちょっと違うんですね」

と返ってきたりする。

そのあとはBさんがその趣味をどう楽しんでいるのか、具体的にどうしてるのか、みたいな話を聞けたりします。

 

さらに、そこから『何が良いのか』という点を深くつっこんでいくと、意外なところで「あ、その良さは分かる。なるほど、『おっぱいマウスパッド収集』の良さがちょっと分かりました」となったりします。

そう答えると、Bさんも「分かってもらえた」と喜んでくれたりします。

 

この話をすると、「そんなのを知ってどうするのか」という疑問はよくぶつけられますが、自分の場合、「他の人と違う視点や考え方」を知るのが好きで、なおかつメシの種にしてるので、これについては好きでやってます。

 

 

■自分の(相手からは見えない)状況を伝える。

これについては、相手へのフォローというか、エクスキューズです。

 

例えば、

B「さらにですね、これの面白い点が」

A「すみません。私、これから用事がありまして、あと10分しか話が伺えません」

みたいなことですね。

「聞き慣れない単語が多くて理解が追いついてません」とか

「ご飯を食べたあとなので、眠いです」とか

「トイレに先に行ってきていいですか」などなどもあります。

 

大抵は、相槌ついでの表情や仕草で伝えてますが、声に出すこともあります。

 

理解が追いつかない時や、眠い時は紙とペンを出して、

「ちょっと私が理解した所まで説明していいですか」

と言う事もあります。

(なのでカバンに紙とペンを入れてます)

 

■上の2点を両方ともやる。片方だけしか出来ない時は諦める。

そして、この2点は両方やらないと、誠実じゃないです。

 

肯定的なリアクションは、やればやるほど相手は「分かってくれてる」と思って、こちらへの「それならこれもわかるだろう」という期待値をあげます。

男女の間柄なら、これだけで「この人、私のことが好きなのかも!私も好きかも!」と誤解されかねない。

 

なので、こちらの温度感を伝えます。

「難しい」とか「時間があまり取れないです」とか「面白いですが今ちょっと忙しいです」とかとか。

すると相手も「なるほど、私に無条件に親愛を注いでくれてるわけじゃないんだ」と理解します。

 

前者だけだと『誰にでも優しい』ですし、後者だけだと『ちょっと冷たい』です。

どちらか片方だけが相手に伝わるのは誤解の元ですし、信頼関係における誤解は、災いの種になりやすいです。

なので、両方とも合わせて行います。

 

両方ともできない時は、すっぱり諦めて両方しない方がいいです。

うまい人は「その話は面白そうだけど、今忙しいからまた今度聞かせてください」とスッと引きます。

 

■まとめ

・相手のアクションに、肯定的なリアクションをする。

・自分の(相手からは見えない)状況を伝える。

・上の2点を両方ともやる。片方だけしか出来ない時は諦める。

 

です。

 

ただ、これだと「自分の話をしたい」という欲求は満たせないので、別の手段を取る必要があります。

 

自分の場合、その欲求については、SNSと家族でだいたい発散できてるので、あまり言うことがないです。

 

■余談。

・相手の話について、気持ちを引かない。

というのも心がけてたりします。

 

 

引くと相手に伝わるので、そこでシャッターおろされるんですよね。

なので、話を聞く前に、すごく酷い話を想定しておきます。

 

これ、職場でも有用で、トラブル報告を受けた時に、

C「すみません!トラブルが起きました!」

A「はーい、どうしたの?サーバセンターが爆発した?」

 

C「いや、そこまでじゃないんですけど、サービス説明が誤ってまして」

A「良かった。サーバセンターは無事だったね。被害状況は?」

みたいな感じで使います。

 

Cさんも「そこまでじゃない」と言ってる時点で、(そうか、ふっとんだわけじゃないもんな)と思い直して、ちょっと落ち着くんですよね。

 

すごく酷い話を事前に想定しておくテクニック、よかったら使ってみてください。

 

以上です。