見た。ネタバレなしで感想を書く。
何度か笑った。面白かった。3回ぐらい泣いた。
全編通して、よしもと的な小ネタを挟んでくるので、苦手な人もいるかとは思う。
ただ、そこを「よくわかんない外国の笑い」みたいな感じで無視する方向でとらえて見ても、この映画は成立すると思った。
日本が舞台なので生々しく感じたけど、外国を舞台に、同じような設定で撮っても面白いと思う。
なんというか、まず前提として「めちゃくちゃ分かりやすくて、普遍的な良い物語」があって、それを伝えやすくするために、映画化しました、みたいな印象を受けた。
例えば、桃太郎の物語が「出生が桃と関係している」「犬キジ猿を家来にした」「鬼退治をした」の三点さえ押さえておけば、あとは好きなように作れるのと同じだ。
なので、舞台や設定を変えても、この物語の良さを伝えられるんじゃなかろうか、と思った。
だから、設定の細かい粗が気にならなかった。
こういう作品は、個人的には好きだし、明石家さんまさんが原作に惚れ込んだ、というのもちょっと分かる。
大づかみで面白いのだ。
ただ、映画としては地味なせいか、客入りは微妙だった。
平日昼間とはいえ、1日のサービスデイでも10人いなかった。
うーん、もったいない。
でも、とても良い映画を見た。
あと帰りに原作買った。
カバー二度見したよ。
え、これ?これであってる?てなった。