とりあえず、パッケのデザインした人は、この映画をコメディだと思ったのだろうか。
このパッケで「妻と別居中の男が、人工知能を搭載した新型OSに恋をした」だから、コメディだと思われても仕方無いとは思う。
でも、内容は至ってシリアス。
「恋人が人間である必要あんのか?」というテーマつながりでいえば、『ラースとその彼女』に近いかもしれない。
なんか、2つとも、パッケの雰囲気似てますね。
ただ、ラースの方は、ジャンルがコメディなんだよな。自分はシリアスだと思って見たし、ラースの家族がビアンカ(人形)を、ラースの彼女として受け入れるシーンなんて、涙無しには見れなかったんだけど、世の人はあれを見てゲラゲラ笑ったらしい。
そういや、herを薦めてくれた英語の先生も、ラースはゲラゲラ笑った、つってたな。
「very funny!」だそうな。
海外の人だから、笑いのツボが日本人と違うんだろうな。まあ、ラースをコメディ扱いしてんの、yahoo!ジャパンだけど。
ガッデム!
と、そういうわけなので、子どもを産んだ産んでない、なんて話で悩むのはナンセンスだ。人類の半数は子どもが産めない男なんだから。
とはいえ、自分がもしマジンガーZで、「ロケットパンチが撃てるよ」と言われたものの、実際は自分のだけ初期不良で撃てません、ってなったらショックは受けると思う。
昔、自分の母親に「どうして私を産んだんですか?」って聞いたら「もしある日自分の体にロケットパンチ撃てる機能が備わってることが判明したら撃ってみたいと思わない?」って返されて生命の理不尽を感じた
— ojimax(笑) (@poncom) 2016年5月11日
あれだ。バトル・ロワイヤルの最初に与えられる武器でダーツと的を引いた感じ。あれに近い。
でもまあ、仕方無いじゃんね、ダーツと的しかないならダーツと的でどうにかするしかない(捨てる)
大丈夫!マジンガーZは、翼がついてなくても、ミサイルをふたつ使って空飛んでたから!あれ見たら、だいたいのことは「なんとかなるかも」って思えるよ、気の迷いだけど。
■三つに共通してるもの。
生き物としてどうこう、ってのを考えすぎじゃねえかな、と。
この考えの根っこにいるやつって、例の「貧すれば鈍する」みたいな発想じゃねえのかな。
『生理的欲求が叶えば、安全を求め、安全になれば社会を求め、社会に属すれば承認欲求を求め、承認されれば自己実現を目指す』
マズローの欲求五段階説。これ、嘘だから。
半世紀近く前に「いや、アウシュビッツでは、命も安全もなかったけど、自己実現や社会欲求求めるやつ山程いた」ってフランクルさんが否定したから。
だから、恋した相手がキン肉マン消しゴムでも、犬でも関係ないんですよ。
「家族は金魚です」って人がいても、いいわけです。意外と長生きするし。
ましてや、同性や性別がややこしいなんてのは「人間の一種ね」ってなもんですよ。
私は私、あなたはあなた。
危害を加えないなら、オールオッケー。
それでいきましょうよ、しんどいことすると疲れますよ。