そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

客観視の需要。

はめどりなう、を見た。
twitterの「○○なう」(今○○やってる)ってやつの流れでそういうのがあるらしい、というので検索して見てみた。
現在はその発言も消され、大元の画像も消されているけれど、当然、誰かが保存しているわけで、その誰かのおかげでネット上から消える日は多分こないと思う。


でもまあ、そのいやらしい響きとは、かなりギャップのある写真でした。
「はい、おっぱいが見えてるね。入ってるね。はいはいエロスエロス」
いまどき、こんなの喜ぶのなんて中学生ぐらいだろ。
「見えそうで見えない画像ください」スレ見てた方がよっぽどエロいわ。


女性に理解できない男性の行動のひとつに「相手がいるのにエロビデオを見る」というのがある。
「私がいるのに、なんで他の人の裸見るの!」と怒られたことのある男性諸氏も少なくないと思う。


多分だけど、この男性のエロビデオ需要は「客観視したいから」というのが大きいと思う。


例えば、SEXをする。自分がするんだから当然主観だ。
体位は大きくわけて3つ。正常位と後背位と騎上位だ。
それ以外にも亜種はあるけど本題じゃないので割愛する。


そして女性の体がセクシーに見えるのは、うつぶせだ。
わざわざ寄せてあげる必要などなく、重力によって背中の肉までおっぱいとなる。
仰向けはその反対。おっぱいが潰れてせっかくのDカップもAカップになる。


多くの男性は「おっきなおっぱいを揉みたい。その上で女性の顔を見たい」という希望がある。
正常位だと顔は見れるが、おっぱいは潰れる。
後背位だとおっぱいはたわわに実るが顔が見えない。見ようと体をひねってもらうと姿勢が苦しそう。
その折衷案として騎上位があるわけだが、人間の顔は下から見上げると基本的にブサイクに見える。
というわけで、もちゃもちゃと色んな体位を試してべターを考える、というのが付き合い(突き合い)始めのカップルの恒例イベントではないかと思う。


でも、うまくいかない。
「エロい姿勢を取らせたい。エロい顔を見たい。エロいおっぱいが見たい。」
どうにも自分が当事者の状況ではうまくいかない。


そこで、客観視である。
「自分が参加するから出来ないんだ! 見る側に回ればいいんだ!」
とはいえ、自分の彼女や妻が他の男に抱かれるなんてのは、絶対イヤである。
断固イヤ。冗談でもイヤ。遊びでもイヤ。元彼の話も聞きたくない。
お父さんと何歳まで風呂に入ってたかとかも。。。それは聞きたい。
とにかく、自分の彼女や妻にそれをしてもらうわけにはいかない。


あー、どこかにSEXを見せてくれる女性はいないかなー。
というわけでエロビデオである。


きれいに見える照明や化粧、体調管理や食事制限まで行われる女優に、計算されまくった視点。
上や下、左や右、近くや遠く、隙間などにカメラは入り込んで「この角度が最高!」と撮影する。
ホントにもう動くプレイボーイグラビアである。
そこには追い求めていた「見たいけど見えなかった女性」がいる。
ああ、良かった。ばんざーい、ばんざーい。


こういった理由で、妻や彼女では不可能なのであり、今この瞬間もエロビデオを借りる旦那さんはいるのである。


そうわけでハメ撮りは「へー、おっぱいが見えるね。入ってるね。ふーんエロいね」という感想を持つ人が大半なんじゃなかろうか。
少なくとも、自分はあまり興味が無い。