当たり前のことだよ。
知人が一人、体を壊した。
彼とは一度、口論になったことがある。
自分がふと「そんなに忙しく働けるなんてよっぽど好きな仕事なんだね」と言ったことから「別に好きじゃない」「そうは言いつつ、好きなんでしょ」「好きなわけあるか」と口論に。
彼曰く「自分がやらなきゃしょうがないからやるんだ」だと。
出勤日はもちろん、夜間や休日もセミナーやら講習やらと仕事のための勉強を欠かさなかった。
その全てが「好きなわけじゃない。むしろ嫌いだ」と。
しかし、その頑張りも体が耐えきれずに壊れてしまった。
医者から言われた言葉は「悪化させたくなかったら手を使うな」だそうな。
手を使わずして、どうやって生活しろというんだ。
人の体は、とても複雑で、その複雑さはパソコンの比ではない。
「治せない」という事が簡単に起こりうるのだ。
責任感や社会人の良識なんてクソ喰らえだ。
辞めたかったら辞めればいい。逃げたかったら逃げればいい。
それで生活できない、ってんなら友達んとこ行けよ。
俺の友達なら、俺んとこ来いよ。部屋余ってるよ。
ゆっくりしながら、無理せず出来る仕事を考えればいいじゃないか。
人は生きるために働く。でも、働くために生きるんじゃない。
日本人は働きアリに例えられるけど、働きアリは働くために生きて、働けなくなったら仲間の餌にされる。
そんな人生で満足できる日本人が何人いる、っていうんだ。
お願いです。
人体と心の強さを決して過信しないでください。
それはすぐ壊れるものなんです。
やばいと思ったら、すぐに逃げてください。すぐに休んでください。