有川浩先生の「空の中」と「海の底」を読んだ。
- 作者: 有川浩
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両方とも人類が未知の生命体の驚異にさらされて、アワワワってなる話。
両作品とも、基本的に絶望を描かないのでエンタメとして楽しく読めました。
良い意味ですよ、もちろん。
最近は、映画でも漫画でも小説でも、観終わった後で「じゃあ、自分ならこれの何処を書くだろう」と考えるようにしてます。
なんか、そうすることで「ああ、この作者はこういう風に描いて面白くしたけど、自分の書き方は違うからこれはこれで別作品になるな」と単純な優劣で落ち込んだり、僻んだりしなくなるのです。
ということに気づいたわけです。
■気を抜くと『書けない言い訳』っていくらでも出来るので、こまめにそれを潰していかなきゃいかん。めんどくさいけども。
■好きなことを追求したり、疑問に思ったことを調べたり、試してみたり、というのは創作にはとても重要なことだそうです。
じゃあ、自分が日頃から考えたり疑問に思ったりすることってなんだろうなー、って改めて考えてみると『動機』なんですよね。
例えば、昼飯に「焼きそば食いたいなー」と思ったとするじゃないですか。
なんで、焼きそばなんですかね。不思議に思いませんか?
自分はこれが不思議でしょうがない。
自分の脳はいったい、何を思って、何を基準に、数ある選択肢の中から『焼きそば』をチョイスしたのか。
すんげー不思議なんですよ。
栄養学の先生に言わせりゃ「脳が必要な栄養素を含むメニューを連想したのでしょう」とか言うんだけど、別に自分は焼きそばに含まれる栄養素なんて、そんな詳しく知らないですよ。万能栄養食に近い、ってのは知ってるけども。
心理学の先生に言わせりゃ「慣れない環境にいるストレスを故郷の味で緩和したくなったのでしょう」とか言うでしょ。でも、自分が食いたいのがペヤングだったら見当違いにも程があるわけで。
(自分の田舎にはペヤング売ってない)
世の中を動かしているのは、動機のはずなのに、それについて「コレだ!」っていう明確な回答はいまだに誰も出してないんですよ。実証されてない推測ばかりで。
もっと言えば、俺とお前が友達である、つまり「生存本能上、特にメリットはないけれど、時間を割いて一緒にいる意味」は、いまだに解明されてないんですよ。
「そんなもんねえよ。好きって気持ちがあれば十分だろ」
いや、まあ、一般的にはそう言われちゃうのかもしれませんが、自分はそれじゃ納得できんわけです。
うん、改めて、自己分析してみて思ったんですが。
。。。実は自分って、結構な社会生活不適合者じゃないですかね。仕事があるから、そうではないフリが出来てるだけで。
なんつーか、女友達が「小説書けば、その才能に惹かれて『彼女になりたい』って子も出てくるよ。才能さえあれば、人格が破綻してても問題ないからね」と言っていた理由が分かりました。
自分はその時「そんなキチガイみたいに言うな」と思いましたが。。。どうやらキチガイだったようです。
どうもどうも。
いよいよもって、小説を書くしか先がない、ということを思い知った今日この頃です。
■ちょっと今週は、月から金までゲホゲホ言ってて書けなかったので、今日は書きましたよ。明日も頑張ります。
新人賞の締切りが8月末なので、割と時間ないです。
あとたった2ヶ月。週間20ページ(完成原稿)ぐらいのペースで書かんと間に合わん。
。。。きっつう。