■はじめてゲームプログラミングを買いました。
チュートリアルを進めると7,8種類のゲームが作れるそうですが、まだ1本目が終わった所です。
「ヒトを置くと、ゲーム画面にヒトが配置されるよ。スティックを動かしてみて。まだ動かないね」
「スティックとヒトをつないで動くようにしよう。タッチして線を伸ばしてくっつけて」
「これで動くようになったね!やったね!」
と、テンポよく進む。
タッチパネルって便利だな、と改めて思った。
ヒトをタッチしてスライドして配置変えしたり、ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小したり。
設定してる内容は、アクションゲームツクールと大差ないんだけど「気軽にできる」というのが、ここまで学習体験に影響するとは思わなかった。
あと、とにかくリトライやテストがめちゃくちゃやりやすい。
「試しにヒトの左右移動と、スティックの上下操作をひもづけてみよう」
みたいなことが、すぐ実装して、すぐゲームとして試せる。
これは楽しい。
■ゾンビでためそう。
10年以上前だと思うんだけど、カプコンがゾンビを気前よく殴り飛ばすゲームを発売した。
バイオハザードのおどろおどろしい雰囲気と異なり、舞台はショッピングセンターで、落ちているバットや買い物カート、ホームセンターで売ってるハンマーやチェーンソーなどなど、色んな『武器』を使って、ゾンビを破壊することができる。
物議を醸したのは、この海外版で、日本版と違って、ゾンビをチェーンソーなどで斬ると腕や足がちぎれてとんでいくのである。これが「残酷だ」と騒がれた。
この意見に対して、インタビュー記事で、開発ディレクターの方(だったと思う)がコメントしてたのが「バットで殴れば問題なく倒せるんです。でも、チェーンソーを拾ったら『どうなるんだろう』ってワクワクしませんか?その体験をしてもらいたかった」みたいな話をしていた。
■話をもとに戻す。
自分は頭にこの話が引っかかっていて後にこれが『試行錯誤(学習)の本質的な楽しさ』だと思った。
試行錯誤は、本来は楽しいのだ。
ただ、例えば「カレーに梅干しをいれたらどうなるか」なんてのは、リスクがでかくて試しにくいし、失敗したら目も当てられないし、怒られる。
でもファミレスで『梅干しカレー』が売ってたら、ちょっと試してみたくなりません?同席の誰かに頼んでもらって一口だけもらうとか。
仮説と検証、なんていうと難しそうに聞こえるけど、平たくいえば「試してみよう。思った通りにならなかったら原因を考えてみよう」ってこと。
これ自体は、とても楽しいことだと思うのよね。
そんなことを学ぶにも「はじめてゲームプログラミング」は良いソフトだと思います。
なにせちょっといじって、すぐ試せる!良い!