そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

規制は自主規制に限る。

山本モナ「子供性描写早く規制して、女性は苦痛なのキモイの、日本人は極端にエロすぎ、もう嫌なの」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1440764.html


彼等は本気で信じているんだなぁ
http://anond.hatelabo.jp/20100317155623


青少年健全育成条例改正案の成立に関する緊急要望書を提出
http://ptatokyo.jugem.jp/?eid=179

また、こうした漫画等の蔓延によって、青少年の判断能力や常識、価値観が
幼いときから歪められてしまう危機感を強く感じています。
子どもを守るため、子どもが健やかに育つために、児童ポルノを根絶すること、
子どもを性的対象にする図書が青少年の目に触れないようにすること。


見事なほどに反対派の意見を聞く耳もってない内容。
トンデモ発想によるトンデモ法案ですね。


とはいえ。


世界中に存在する「あなた」たちへ
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20100316/1268714062#

子供の身の回りには「さまざまなものが存在している」というのが前提

大人のやることは「レイプとか絶対だめだ! もしおまえがレイプされたら、俺は相手をぶっ殺す! そしてもしおまえがだれかをレイプしたら、相手の親はきっと同じことを思うだろう。それでも見たいというなら止めない。しかしそれは、悪いことだって覚えとけ。覚えないなら何度でも教える」って断言すること


こういうのはタイミングが大事。


うちの姪の話だと、今年で中2になりますが、いまだにワンピースが見れないようです。
もちろん、ここで言うワンピースは初版で300万部発行記録を打ち立てた大人気海賊漫画です。
テレビで流れてるだけでチャンネルを変えます。何故か。
「なんかいつも血まみれで怖い」だそうな。
(でも、名探偵コナンは大好き。矛盾してないか、それ)


とはいえ、言われてみりゃそうだ。
自分も子供の頃、北斗の拳が怖かった。まず顔が怖いし、殴られた人が爆発する、というのも怖かったし、話が難しそうだったし、あと顔が怖かった。声も大人っぽいのが多くて楽しそうじゃなかったし、なにより顔が怖かった。


子供が興味を持って見たがる、というのなら仕方ない気もするんですけど、北斗の拳なんて夜7時ぐらいに放映してましたからね、あの内容で(今は好きですよ)
いくら、自分が夜8時には「おやすみなさい。おかあさんはまだしごとかな。おとなはたいへんだな」といいながら就寝するようなとってもかわいい子供だったとしても、夜7時では「見たくなかったら見るな」という方が無茶です。


ゲームパッケに貼られる「このゲームにはグロテスクな内容や……」のアレじゃないですけど、もうちょっと視聴者側、読者側に配慮してもいいんじゃないかな、って気がします。


もちろん週刊ジャンプの自主規制がきつくなってたり、過激な内容のコミックスは表紙のデザインから「そういう作品ですよ」と分かるようになってきてるのは知ってます。
ただ、そういう活動は、漫画好きじゃなきゃ分かりません。
「そういや、昔に比べて……」と比較されなきゃ分からない程度の変化なんですよ。
(「To LOVEる」の本誌と単行本の違いは丁寧に配慮してると思いました)


もっと分かりやすく、漫画を読まない人たちが、パッと本屋の漫画コーナーを見て、
「へー、結構厳しくやってんだな。時代とはいえ、大変だな」と思われるぐらいじゃないと自主規制のアピールにならんのですよ。
(本末転倒になっちゃダメですが、せっかくやるならアピールした方がメリットが多い)


表現の自由」を訴えるなら、自由に伴なう責任も果たさねば(≒果たしてるように見せねば)ならんのじゃないかな、と思います。