そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

多様性と自己責任をトレードオフにしないのが次世代型福祉。

だと思ってる。

 

ここ数十年で、日本は、昔では考えられないほど、多様性を許容する社会になったと思う。

ほんの30年前は「会社に就職して、結婚して夫は会社で働いて、奥さんは子育てして、郊外に一戸建てをローンで買って」が当たり前とされてた。

それに比べれば、多様性がある。

 

ただ、多様性とセットでついて回ってきた概念として『自己責任』がある。

歩きやすい道をあえて歩かないんだから、何か起きても、自分の責任でしょ、という考え方だ。

 

これは一見すると正しく聞こえる。でも、実は間違っている。

 

国民全体を投資資産として見た場合、分散投資した方がリスクテイクできる。

であれば、国民には自主的に分散していただいた方が、全体としては得なのだ。

 

『自己責任』を強く広めてしまって、国民全体が『安定した商品』にしか向かなくなってしまったら、全く資産が増えない結果になる。

 

多様性、誰もが自身の価値観に従って、人生を選んでいく。

その際に、起きたリスクについては、全員(国家)で担保する、というのが最適解である。

 

挑戦した結果、成功した人と失敗した人がいた場合、失敗した人を見捨てるのであれば、誰も挑戦しなくなりますね。

こんなルール、どんな組織でも今どき採用してません。

つまり、国内最大の組織たる国家がそんなルールで動いてるとしたら、もうどうしようもないぐらい古臭いって話なんですよね。