そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

管理と揺らぎ。


「完全に管理された組織は虫のいない農場みたいなもんだ」って意見を見て。
それはどうだろう、と思った。


本当に管理されてる農場(の理想型)は、虫が生息している。
合鴨農法みたいなもんで、人間がすればコストがかかる作業を低コストで代わりにやってくれる生物は世の中にたくさんいるので、その生育環境を管理すればいい。
(合鴨の動けるスペースを成長に合わせて変化させる工夫は一見の価値あり)


「自由にやっていいですよ」と野放しにされて、出来上がったものを見て「いや、こういう意図じゃなかったんだが」と言われるとイラッとする。
だったら、どういう条件で、どの範囲内で自由にやっていいのか、その裁量を連絡してくれ、って普通に思う。


完全に管理された組織の中で、範囲内で揺らぎを生み出すのが大事なのよね。
ロウソクも「小さな火である」という範囲内におさまっている内は癒し効果があるけれど、そこから飛び出して揺らげば、単なるボヤだ。


思うに「完全に管理しない事で自由闊達な意見ややり方を模索できる」と考えているなら、それは管理者としての仕事を放棄してるだけじゃないかな。


と書きながら耳が痛くなってきました。