そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

環境は大事。


「才能、あるいは努力というものさえあれば環境はどうであれ、芽は出る」
などという話をたまに耳にします。まったくのデタラメです。


「人は簡単には変われない」これは私の持論です。
どんなに変わろうと努力や改造を行ったところで、アサガオがサボテンになる事は出来ません。
潤い豊かな草原ではなく、全てが乾く砂漠で咲いたアサガオを見て人は「ほらみろ、変われたじゃないか」と言うかもしれません。
でも、それは最初から砂漠で咲くアサガオであったか、あるいは、アサガオに似たサボテンだったのです。


ただ、その種がアサガオの種である、という事は花が咲いてみなくては分かりません。
己に出来る事はただ「私は砂漠で咲くアサガオだ」と思い込む事だけです。


しかし、一般的には砂漠で咲くアサガオは珍しいでしょう。
アサガオだという自覚、あるいは希望があるのなら、アサガオが咲きやすい環境に行くべきです。
環境がないのなら、そういった環境にするべきです。


咲かない環境にも関わらず、咲く努力をし続けるのは、悲しい事です。


己が何であるのか。何になりたいのか。何を欲しがっているのか。
それらが今の環境にないのなら、ある環境に行った方がいい。
他者と比較する必要はありません。
他者と不必要に同調する必要もありません。


槇原敬之の言葉を借りるなら「自分の種を咲かす事に一生懸命になればいい」です。


そう、思います。