「○○する男(女)は嫌われる」などという情報がやたら散乱しているし、その反対に「〜は好かれる」という情報もやたら転がっている。
そのすべてをクリアする人間がモテモテになるかと言えば、答えは否、というのはきっと皆分かっている。
お金を稼いで、時間にゆとりある生活をしていて、読書も怠らず、定期的に運動をして体を引き締め、服装にも気を配り、異性には優しく、目上の方には親切に、弱気を助け強気をくじき。。。
まあ、無理である。
「好みの異性を考えよ」と言われれば、十人十色、百人百様の考え方があるし「まあ、別に他の部分はどうでもいいんだけどココだけ良ければ良い」と百人がバラバラのことを答えて、それを総合すると完璧超人が出来上がるわけだ。
なので、魅力を上げる方法はそうではない。
また、他人から見た場合の魅力とは、得てして本人が努力しているつもりの部分とは程遠かったりする。
例えば。
幼稚園児の男の子が、風呂敷を首に巻いて、いじめられている女の子の前で「仮面ライダー見参!」とかいって、いじめっこを追い払ったとして。
多分、幼稚園児本人としては「仮面ライダーのオレかっこいい」と思っているし、その方向で努力しているのだ。ライダーパンチとかライダーキックも練習しただろう。
でも、彼がかっこいいのは、仮面ライダーのそっくりさんだからではなく、正義の味方たらんとするその姿勢がカッコイイのである。
つまり、本人に自覚がないのが魅力なのだ。
反対に言い換えれば、本人が自覚してしまうとそれは魅力にはなりにくい。
では、自覚すると上がりにくい魅力の上げ方とはどういうものだろう。
おそらく、時代や世間といった環境に迎合しつつ、それでも迎合できない部分。
アイデンティティとか言うのかな。
我思う故に我ありの「思う」こととか。
流れようにも流れない、そういう部分を育てることが魅力を上げることにつながるのだと思うし、おそらく本人としてはそれを魅力とは捉えていない。
むしろ欠点だとも思っている。
金勘定に徹するべき立場の人が、損すると分かっていても譲れない部分とか。
漫画を描くのが何より好きであったのに、幼少時代にそれを封じられ、大人になった今、正座して古い漫画を吸収していることだとか。
まあ、そういうことだと思う。
■となりの801ちゃん実写化ふたたび。
となりの801ちゃん2
http://tonarino801.com/
強く生きてください。