ストVは何をするにもトレモトレモで直感的に対戦をしながらキャラの動きを覚えるということもどうしても難しく。また、スマブラと違って一つのキャラクターを動かせるようになったらそれだけで他のキャラクターをある程度直感的に動かせるというようなこともない。
これは全くもってそうだと思う。
自分のスト5の持ちキャラはララなのだけど、スト5発売以来、ララしかやってないので、ララ以外の動かし方はさっぱり分からない。
最新の有料アップデートで新キャラが4人追加されたけど、うち一人を軽く触っただけで、またララに戻した。
これまでララにつぎ込んできた時間を思うと、今から新しいキャラを練習しよう、という気になれないのだ。
そして何より、トレモをはじめとして、ほとんどのモードが「対人戦の練習をする」ためのモードだと感じる。
(なによりメニュー周りのUIの酷さとか、いつになったら直るんだ、と思ってたけど、どうやらこのまま終了しそうな気配である)
でも、アクションゲームの肝は「思ったとおり動かせた快感」だと思う。
波動拳が撃てるだけで楽しかったのだ。
敵のジャンプ攻撃を昇龍拳で撃ち落とせると最高なのだ。
ところが対人戦となると、そうはいかない。
波動拳はガードすらされずにジャンプで避けられるし、昇龍拳で撃ち落とせないタイミングで攻撃される。
こっちの動きを読んで攻撃してくるんだから当たり前なんだけど、これが実に腹が立つ。
気づけばボッコボコにやられてストレスが溜まる。
だから、こっちの動きを読んでこないCPU戦が初心者には良いと思ってる。
対人戦の練習にはならない。そりゃもうほとんどならない。
でも「何度でも挑戦できる」というのが初心者には大事だと思う。
全く同じ相手に何度もやり直して、思ったとおりに動かして、攻略法を探して倒す。
そういう普通のアクションゲームとしての楽しさが初心者には良いと思う。
とまあ、そこまで考えてみて、スト5のCPU戦のモードはいくつかあるけど、今ひとつ楽しくない。
これ、なんでかなー、と不思議に思ってたんだけども。
鉄拳7を遊んでみて分かった。
鉄拳7には、CPU相手にオフラインのレベル(段)をあげていくモードがある。
勝てば装飾品がもらえて、勝ち続けると段があがる。
段があがると、あわせて敵の段もあがってきて、少しずつ敵も強くなってくる。
これを淡々と遊ぶのが実に面白い。
敵の攻撃を見切って、反撃をいれて、手が覚えたコンボを叩き込んで勝つ。たまに負けそうになって慌ててコンボをミスって負けたりもするけど、それもまた楽しい。
まあ、自分の場合、一人で気楽に遊びたいので、こういうのが性に合ってるとも言う。